鳥がたくさんいる場所、それは自ずと人里から離れた場所に位置することが多いものです。
そんな場所では鳥以外の動物に遭遇する確率が高いのも事実。出会いたくない動物NO1はおそらく、クマでしょう。

この記事では、クマを適切に避け、安全にバードウォッチングを楽しむための知識と道具を紹介していきます!
クマをどうやって避けるか
長ったらしく書くと要点がブレますので、この記事では対処法のみに焦点を当てます。
クマに出会わないようにする、出会ったとしても襲われて怪我をしないようにする、これを徹底するしかありません。
出会った場合の対処:クマスプレー
はっきり言ってしまえば、クマと出会い襲われた場合、こちらが素手であった場合にできることはありません。
クマスプレー(唐辛子スプレー)を購入し、持ち歩きましょう。
クマに出会って、クマが立ち去るのであれば良いです。しかし、こちらに向かってきた場合、距離を保ちながら後退りをし逃げることになりますが、襲われれば怪我は避けられません。
この万が一の備えとして、クマスプレーの携帯は本当に大事です。あなたが大柄で、喧嘩慣れしていたとしてもです。力に自信がない、それほど若くないといった場合には必須だと思います。
1万円前後とちょっと高額ですが、万が一の備えとしてはもっておくと安心です。リュックの肩ひもにケースをつけておけば、クマが接近した際にいつでも取り出せるのでおすすめです。
本州であれば、「大型」ではなく「中型」のクマスプレーで十分対応できます(以下リンクをご覧ください。画像ないですけど)。

偽物も結構出品されているので、JSDPA(日本護身用品協会)認定品を買っておくと安心だと思います。トリハカセも山でバードウォッチングをするときには絶対に携帯しています。
出会う前の予防:クマ鈴
「クマ鈴でクマは逃げないから意味がない!」といった暴論をみますが、クマを怯えさせるためにクマ鈴は使用するのではありません。
クマ鈴は、こちらの存在をクマに認識させ「出会い頭のビックリ事故」を防ぐために使用します。
笹薮の近くを歩いていたら、いきなりクマが出てきてびっくり!でもびっくりして怖いのは私たち人間だけでなく、クマも一緒です。出会い頭の驚きでクマがパニックになり、自衛のために襲ってくることがあります。
これを避けるために、クマ鈴はリュックに念の為つけておきたいです。ラジオなどでもいいでしょうが、バードウォッチングをしながらとなるとクマ鈴の方が邪魔にならないでしょうね。

体の大きさ(全長)は、ツキノワグマより人間の方が大きいのです。ツキノワグマも怖がるわけです。

本州と北海道
本州に生息しているクマはツキノワグマです。やや小さめですので、クマスプレーは「中型」で事足ります。
しかし、北海道のヒグマはそうはいきません。ヒグマには、クマスプレー「大型」が必要になります。
北海道に行く際には、大型のクマスプレーの購入も検討してみてください。
ただし、クマスプレーは飛行機に持ち込めないので、現地の山用具を扱っているお店を訪れ、購入する方が良いかもしれません。

ヒグマはちょっと怖すぎますね。





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